含鉄泉(がんてつせん)は、掲示用泉質名に基づく温泉の泉質の分類の一種。特殊成分を含む療養泉に分類される。

概要

炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものが存在する。湧出後の酸化により、温泉が黄色や赤色、赤褐色を示すのが特徴。赤湯と呼ばれる温泉は鉄泉であることが大半である。また、炭酸を含有する場合(炭酸泉)もある。

泉質の定義

温泉水1kg中に総鉄イオン (Fe2 , Fe3 ) を20mg以上含有する温泉。

新旧泉質名との対比

新旧泉質名では、以下に分類される。


効能

※効能はその効果を万人に保証するものではない

泉質に基づく効能として、以下が挙げられる。

  • 浴用においては一般的適応症のほか、月経障害。
  • 飲用においては貧血。

代表的な温泉地

  • 伊香保温泉(群馬県)
  • 有馬温泉(兵庫県)

脚注

関連項目

  • 赤湯

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