市川 伊雄(いちかわ いゆう、1903年(明治36年)12月 - 1967年(昭和42年)8月)は、曹洞宗の僧侶で、海門山興禅寺の開基である。
人物
1903年(明治36年)12月、山梨県曹洞宗光善寺に生まれた。幼少の頃、神奈川県本覚寺禅堂で勉学に励み、日本大学仏教科を卒業し、仏道修行に励んだ。1935年(昭和10年)、海門山興禅寺を開創した。大本山總持寺地方副監院審事院審事、贈監院、権大教師等や横浜地方裁判所各種調停委員等の公職を歴任した。
顕彰碑
横浜市道に面した寺の北側に「市川伊雄大和尚顕彰碑」が立つ。石碑は、和尚の履歴を述べた後、東條英機らA級戦犯7名の遺骨に関する和尚の功績について、次のような添え書きがある。
猪瀬直樹著『日本人はなぜ戦争をしたか』
伊丹妙浄講述『興亜観音とわたくし』
城山三郎著『落日燃ゆ』
城山三郎の広田弘毅を主人公とした『落日燃ゆ』の冒頭では、次のように記述されている。
脚注
出典
参考文献
- 南区の歴史発刊実行委員会 編『南区の歴史』南区の歴史発刊実行委員会、1986年3月15日。
- 城山三郎『落日燃ゆ』講談社文庫、1986年11月25日。ISBN 978-4-10-113318-8。
- 猪瀬直樹『日本人はなぜ戦争をしたか』小学館、2002年8月1日。ISBN 4-09-394238-2。
- 伊丹妙浄講述『興亜観音とわたくし』2011年6月20日。



