パイオニア (HMS Pioneer) は、1899年進水のイギリス海軍の防護巡洋艦ピローラス級の1隻。1913年からはオーストラリア海軍に移籍し「HMAS パイオニア(HMAS Pioneer)」となった。
艦歴
1897年12月16日起工。1899年6月28日進水。1900年1月23日竣工。1900年7月10日就役。
就役後、地中海に配備され、次いでオーストラリアに配備される。
1912年にオーストラリア海軍へ譲渡され、1913年3月1日にオーストラリア海軍で就役。
第一次世界大戦が始まると、「パイオニア」はオーストラリア西岸で1914年8月16日と8月26日にドイツ船を拿捕した。
1914年11月1日、フリーマントル沖で護衛として兵員輸送船団に加わる。しかし、機関の故障のため「パイオニア」はフリーマントルに後退した。
1915年1月9日、「パイオニア」はフリーマントルを出港しアフリカへ向かう。2月6日にザンジバルに到着した「パイオニア」は、ドイツ領東アフリカ沖で封鎖任務に従事した。1915年7月にはルフィジ川河口に潜むドイツ巡洋艦「ケーニヒスベルク」攻撃に参加。また、1916年にはダルエスサラームやタンガ砲撃も行った。
1916年8月22日、「パイオニア」はザンジバルを離れオーストラリアへ向かった。10月22日、シドニーに到着。
1916年11月7日退役。1931年2月18日、シドニー沖へ沈められた。
関連項目
- イギリス海軍艦艇一覧
- オーストラリア海軍艦艇一覧
外部リンク
- HMAS Pioneer | Royal Australian Navy




