安藤 駿介(あんどう しゅんすけ、1990年8月10日 - )は、東京都世田谷区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・川崎フロンターレ所属。ポジションはゴールキーパー(GK)。
来歴
小学校の時から地元でサッカーを始めた後、中学生の時に複數のクラブチームからのセレクション受けて川崎フロンターレU-15に入団した。以後、川崎フロンターレU-18を経て2009年にトップチームに昇格し、ユースから昇格のGKとしては鈴木洋平に次ぎ2人目となる。
1年目は出場なしに終わったにもかかわらず、10月11日の第89回天皇杯2回戦で等々力で行われたレノファ山口戦でベンチ入りを果たす。
2010年、広州アジア大会の男子サッカー代表に選出されると、決勝までの7試合のうち6試合に出場し優勝に貢献。以来、ロンドンオリンピック世代代表に選出。
川島永嗣が退団してからもクラブでは出番がなかったが、2011年5月29日に等々力で行われたJリーグ ディビジョン1 第13節・ガンバ大阪戦で公式戦初出場。この年は相澤貴志・杉山力裕に次ぐ第3GKだったものの、カップ戦も含め公式戦5試合に出場した。
2012年、ロンドンオリンピックサッカー男子代表に選出。しかし、権田修一が大会を通して正GKを務めたため出場機会は得られなかった。日本は3位決定戦でライバル韓国に敗れ、4位となった。
西部洋平の加入もあって出場機会に恵まれなかったため、2013年にはJ1復帰を果たした湘南ベルマーレへ期限付き移籍加入が発表された。序盤は控えだったものの、阿部伸行の負傷を機に中盤戦よりポジションを掴む。しかし、終盤戦はアレックス・サンターナにその座を奪われてしまった。結局10試合の出場に終わり、シーズン終了後に川崎へ復帰した。2014年12月24日に入籍を発表した。
その後、2016年にはロンドン五輪でも対戦経験のある韓国代表のチョン・ソンリョンが加入し、引き続き控えGKとしての立場が続いている。
2021シーズンより背番号を21に変更した。
2025年2月18日のAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第8節・セントラルコースト・マリナーズFC戦に出場。2016年5月25日のナビスコカップ・ベガルタ仙台戦以来9年ぶり、日数にして3191日ぶりの公式戦出場を果たした。チームは2-0で勝利しクリーンシートを達成した。試合後のインタビューでは涙も見せたがドライアイによる影響と周囲を笑わせた。
エピソード
2016年5月25日に行われたナビスコカップ第6節・ベガルタ仙台戦において3年ぶりに出場し、2-1で勝利を収めた。試合終了後、安藤と同じくスタメンとして出場した同クラブのアカデミー出身でもある三好康児と同試合でデビューを果たした板倉滉の3人で記念写真を撮影した。
所属クラブ
- 1997年 - 2002年 ヴァロールSCウエスト(世田谷区立祖師谷小学校)
- 2003年 - 2005年 川崎フロンターレU-15(世田谷区立千歳中学校)
- 2006年 - 2008年 川崎フロンターレU-18(国士舘高等学校)
- 2009年 - 川崎フロンターレ
- 2013年 湘南ベルマーレ(期限付き移籍)
個人成績
- Jリーグ初出場 - 2011年5月29日 J1第13節 vsガンバ大阪(等々力陸上競技場)
タイトル
クラブ
- 川崎フロンターレ
- J1リーグ :4回(2017年、2018年 、2020年、2021年)
- Jリーグカップ:1回(2019年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:2回(2019年、2021年、2024年)
- 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会:2回(2020年、2023年)
代表歴
- U-21日本代表
- 2010年 - 広州アジア大会
- U-22日本代表
- U-23日本代表
- 2012年 - トゥーロン国際大会、ロンドンオリンピック
脚注
関連項目
- 川崎フロンターレの選手一覧
- 湘南ベルマーレの選手一覧
外部リンク
- 安藤駿介 (@s_ando21) - Instagram
- 安藤駿介 (@shunsuke_ando21) - X(旧Twitter)
- 安藤駿介 - Olympedia (英語)
- 安藤駿介 - Soccerway.com (英語)
- 安藤駿介 - FootballDatabase.eu (英語)
- 安藤駿介 - WorldFootball.net (英語)
- 安藤駿介 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- 安藤駿介 - FIFA主催大会成績 (英語)
- 安藤駿介 - J.League Data Siteによる選手データ
- 安藤駿介 - playmakerstats.com (英語)
- 川崎フロンターレによる公式プロフィール




