マーク・アラン・ヘン（Mark Alan Henn、1958年4月6日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州デイトン出身の映画監督、アニメーター。
来歴・人物
アメリカ合衆国オハイオ州デイトンで育つ。
1978年、カリフォルニア芸術大学のキャラクターアニメーションプログラムに入学。在学中はジャック・ハンナやT・ヒーに師事した。また、同学年には、ジョン・ラセターやジョー・ランフト、マーク・ディンダルなどがいる。
卒業後の1981年、ディズニーに入社した彼は、『きつねと猟犬』のビクシーとクマを手掛ける。やがてその腕が認められ、『ミッキーのクリスマスキャロル』のミッキーマウス、『ライオン・キング』の若い頃のシンバなどを担当。彼のアニメーターとしての地位を不動のものとした。また、彼はグレン・キーンやジェームズ・バクスターなどと共同で『リトル・マーメイド』のアリエルや『美女と野獣』のベル、『アラジン』のジャスミンなどディズニープリンセスも多く手掛けている。なお、彼はディズニーランドのショーやパレードなどで使用されるアニメーションも制作している。
2023年12月にディズニーを退社。最後に手がけた作品はドナルドダックのデビュー作である『かしこいメンドリ』の公開から90周年を記念して2024年6月9日にDisney とYouTubeにて配信された『ドナルドのD.I.Y.』である。
主な参加作品
長編映画
短編映画
受賞・ノミネート
長編映画は『ライオン・キング』、『ムーラン』、『くまのプーさん』、短編映画は『ジョン・ヘンリー』の各作品で1回ずつ、計4回アニー賞にノミネートされている。また、彼の長年に渡るアニメーション界への功績に対して2012年にはウィンザー・マッケイ賞が贈られた。
2024年、D23にて開催されたセレモニーにてウォルト・ディズニー・カンパニーに対して多大な貢献をした者を讃える、ディズニー・レジェンドを受賞した。
脚注
出典
参考文献
- デイヴ・スミス『Disney A to Z/The Official Encyclopedia オフィシャル百科事典』ぴあ、2008年。ISBN 483561691X。[[Disney A to Z/The Official Encyclopedia オフィシャル百科事典]]（[[:en:Disney A to Z|英語版]]）&rft.aulast=[[デイヴ・スミス]]（[[:en:Dave Smith (archivist)|英語版]]）&rft.au=[[デイヴ・スミス]]（[[:en:Dave Smith (archivist)|英語版]]）&rft.date=2008&rft.pub=[[ぴあ]]&rft.isbn=483561691X&rfr_id=info:sid/ja.wikipedia.org:マーク・ヘン">
- Belz, Emily (2013年11月26日). “Mark Henn talks about creating Disney's leading ladies”. Movies. World News Group. 2014年9月10日閲覧。
外部リンク
- Mark Henn - IMDb（英語）
