エバン・マイケル・イングラム(Evan Michael Engram, 1994年9月2日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州パウダースプリングス出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのデンバー・ブロンコスに所属している。ポジションはタイトエンド。
経歴
カレッジ
ミシシッピ大学では4年目の2016年シーズンに926レシーブ、8つのレシービングTDを記録してオールSECファーストチームに選出され、コネリー賞を受賞した。
4年間で通算2,320レシーブ獲得ヤード、15のレシービングTDを記録した。
個人成績
ニューヨーク・ジャイアンツ
2017年のNFLドラフトにて全体23位でニューヨーク・ジャイアンツから指名され、その後4年総額1,071万ドルのルーキー契約を結んだ。
2017年シーズンは722レシーブ獲得ヤード、5つのレシービングTDを記録した。
2018年シーズンは内側側副靱帯損傷などに苦しみ11試合の出場に留まった中で、577レシーブ獲得ヤード、3つのレシービングTDを記録した。
2019年シーズン、第1週のダラス・カウボーイズ戦で116レシーブ獲得ヤードを記録。1試合で100以上のレシーブ獲得ヤードを記録したのはキャリア初だった。このシーズンは怪我に苦しみ8試合の出場に留まった。
2020年シーズン開幕前に、ジャイアンツから5年目の契約オプションを行使された。開幕後、第7週の戦で試合終了間際にダニエル・ジョーンズからのパスを捕球できずにドロップ。そのままターンオーバーとなって逆転のタッチダウンを許し、チームは試合に敗れた。シーズン全体では654レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録し、自身初となるプロボウルに選出されたが、パスを捕球できずにドロップし、そのまま失点に繋がってしまう場面が多かった。
2021年シーズンは408レシーブ獲得ヤード、3つのレシービングTDを記録したが、前年と同様ドロップが多く、シーズン終盤からはレシーバーとしての起用が減り、ブロッキングが主な役割となった。
ジャクソンビル・ジャガーズ
2022年3月16日にジャクソンビル・ジャガーズと900万ドルの単年契約を結んだ。
2022年シーズン、第14週のテネシー・タイタンズ戦でキャリアハイとなる162レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録した。このシーズンはキャリアハイとなる766レシーブ獲得ヤード、4つのレシービングTDを記録した。プレーオフではワイルドカード・ラウンドのロサンゼルス・チャージャーズ戦で93レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録し、勝利に貢献した。
2022年シーズン終了後にジャガーズからフランチャイズタグを指定され、その後3年総額4,125万ドルの契約延長に合意した。
2023年シーズンはキャリアハイとなる963レシーブ獲得ヤードを記録し、3年ぶりとなるプロボウルに選出された。
2024年シーズン終了後に自由契約となった。
デンバー・ブロンコス
2025年3月13日にデンバー・ブロンコスと2年総額2,300万ドルの契約を結んだ。背番号は2021年のルール改定によりタイトエンドも着用可能となった1を選択。NFLでタイトエンドが背番号1を着用するのは1973年以来となった。
家族
妹のマッケンジーは元バスケットボール選手で、ジョージア大学でプレーしていた。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
ジャイアンツ記録
- ルーキーのタイトエンドによるシーズン最多タッチダウン:6
脚注
関連項目
- 兄弟スポーツ選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報: Pro-Football-Reference
- Jacksonville Jaguars bio
- Ole Miss Rebels bio Archived May 4, 2017, at the Wayback Machine.


