『京都の恋』(きょうとのこい)は、ザ・ベンチャーズが日本で発表したシングル。渚ゆう子がカバーし、シングルとして発売した。
ザ・ベンチャーズ盤
ザ・ベンチャーズが発売したシングル。日本では1970年2月25日発売。A面曲・B面曲共にLP『ゴールデン・ポップス』(LIBERTY LP-8879)からのシングルカット。オリジナルシングル(LIBERTY LR-2445)のジャケットには「万博記念盤」と表記されている。アメリカでは1970年3月発売(LIBERTY 56153)。
ザ・ベンチャーズのインストゥルメンタル曲で同1970年開催の日本万国博覧会を記念して製作された。日本での英語題は"KYOTO DOLL"、米題は"EXPO'70"(EXPO SEVEN-O)。オリジナル・レコーディングにおいては主旋律の演奏にエレキ・シタール(彼らのコンサートも同様)が使われている。
収録曲
日本盤
- 京都の恋 (KYOTO DOLL)
- この道を歩こう (ON A NARROW STREET)
アメリカ盤
- 京都の恋(EXPO'70 / EXPO SEVEN-O)
- 白鳥の湖ロック(SWAN LAKE)
渚ゆう子盤
1970年5月25日に渚ゆう子がカバーし、シングルとして発売した。発売元は東芝音楽工業(現:ユニバーサル ミュージック合同会社)。
オリコンのシングルチャートで8週連続1位を獲得。渚自身初の85万枚を超える最大のヒット曲となった。
当初の売れ行きは低調だったが、1970年9月から急に火がつき始めた。ヒットのきっかけは京都・大阪からである。1970年12月中旬までに120万枚(公称)を売り上げ、日本有線放送連盟の「シルバー賞」を受賞した。
収録曲
- オリジナル盤
- 両楽曲共に、編曲:川口真、演奏:東芝レコーディング・オーケストラ
- 京都の恋 (Kyoto Doll)(2分45秒)
- 作詞:林春生、作曲:ザ・ベンチャーズ(ドン・ウィルソン、ジョン・ダリル、ジェリー・マギー、メル・テイラー)
- 宮崎の二人 (Miyazakino Futari)(2分42秒)
- 作詞:辻本茂、作曲:大本恭敬
- 規格品番:TP-2282
- 東洋紡プレゼント企画盤(1972年)
- 両楽曲共に、演奏:東芝レコーディング・オーケストラ
- 京都の恋(2分45秒)
- 作詞:林春生、作曲:ザ・ベンチャーズ(ドン・ウィルソン、ジョン・ダリル、ジェリー・マギー、メル・テイラー)、編曲:川口真
- 遠くへ行きたい(3分5秒)
- 作詞:永六輔、作曲:中村八大、編曲:荒木圭男
- 非売品(規格品番:DIA-54)
- ※「東洋紡ダイヤモンド毛糸50周年記念盤」
その他のカバー
- 1972年、織井茂子(アルバム『京都の恋』)
- 1991年、Mi-Ke(アルバム『懐かしのブルーライトヨコハマヨコスカ』)
- 1994年、香西かおり(アルバム『綴織百景 VOL.4 旅』)
- 2014年、桑田佳祐(DVD・BD『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』)
関連作品
- GOLDEN☆BEST 渚ゆう子
- 青春歌年鑑 1970 BEST30
脚注
関連項目
- 近畿地方のご当地ソング一覧#京都府
- 京都慕情
外部リンク
- 京都の恋 - 歌ネット




